今回は、カルプ文字について解説します。
現在、以下のようなお悩みはありませんか?
「店舗の看板などに立体文字を使用してみたい」
「カルプ文字とはなにか知りたい」
「カルプのメリット・デメリットを知りたい」
本記事では、上記のような方に向けて、カルプ文字とは?というところから、メリットや価格相場などについても解説していきます。
カルプ文字には以下のようなメリットがあり、立体文字を検討している方にもおすすめです。
- 軽量
- 加工しやすい
- コストが安い など
それぞれ記事内で解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
カルプ文字(カルプ切り文字)とは?回答です!愛媛で看板製作
カルプ文字とは、カルプという素材からできた立体文字です。
カルプ素材とは、発泡ウレタン樹脂のことを指します。
ウレタンは柔らかい素材ですが、こちらにカルシウムを混ぜることで少し固く仕上がっているのがカルプの特徴です。
ちなみに、カルプとは「カルシウム・イン・プラスチック」の略です。
カルプ文字などの立体文字を看板に使用することで、視認性がよくなります。
また、カルプ文字は、厚み部分にカルプを使用して、表面にアクリルやアルミ複合板などを貼り付けるというのが主な使い方です。
このように、カルプ文字は発泡ウレタン樹脂を使用した立体文字のことを指します。
カルプ文字のメリットは?愛媛で看板製作したい方に
カルプ文字には多くのメリットがあります。
本項目では、以下の5つのメリットについて解説していきます。
- 軽い
- 柔軟性に優れている
- 耐水性、耐候性に優れている
- その他の素材よりもコストが安い
- 厚みを選べる
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
カルプ文字のメリット①軽い
カルプ文字のメリットとして挙げられるのが、軽量であるという点です。
金属等の他の素材と比較して軽いカルプ文字は、取り付けやすい特徴があります。
立体文字として厚みが欲しい場合にも、カルプであれば厚みに対して軽い仕上がりになるのが良い点ですね。
両面テープなどでも取り付けることができるのは、軽量であるカルプのメリットと言えるでしょう。
このように、カルプ文字は軽く取り付けやすいという特徴を持っています。
カルプ文字のメリット②柔軟性に優れている
カルプ文字は素材が柔軟性に優れているというのもメリットのひとつです。
柔軟性に優れているということは、加工がしやすいということにも繋がります。
金属とは異なりカルプでは溶接や磨きの作業も不要で、切断するだけで加工できるので短時間で作成可能です。
このように、カルプ文字は柔軟性に優れており短時間で加工しやすいというメリットを持っています。
カルプ文字のメリット③耐水性、耐候性に優れている
カルプ文字は耐水性や耐候性に優れています。
そのため、屋外でも利用可能です。
ただし、屋内で使う場合と比較して劣化しやすくなりますので、塗装などの工夫が必要になります。
このように、カルプは耐水性や耐候性に優れているため屋外でも利用できますが、劣化には注意が必要です。
カルプ文字のメリット④その他の素材よりもコストが安い
カルプ文字のメリットとして、金属の立体文字などと比較してコストが安いということも挙げられます。
製作や取り付けにかかるコストも比較的安価です。
そのため、いきなり金属の立体文字を作成するのはハードルが高いという場合にはカルプで試してみるというのも良いのではないでしょうか。
このように、カルプ文字は他の素材の立体文字と比較してコストが安いというメリットがあります。
カルプ文字のメリット⑤厚みを選べる
カルプ文字のメリットとして、厚みを選べることも挙げられます。
カルプ文字の場合、おおよそ10〜50mm程度の範囲で選択できることが多いため、文字のサイズに合わせて厚みを選択するのがおすすめです。
バランスが良いのは、だいたい文字の大きさの10分の1程度になります。
また、カルプ文字の表面にはアクリルなどの他の素材を貼り付ける事が多いため、選択した厚みよりも2〜3mmほど厚くなると想定しておくとよいでしょう。
このように、カルプ文字には幅広い範囲で厚みを選べるというメリットもあります。
カルプ文字のデメリットは?愛媛で看板製作したい方に
カルプ文字は安価で軽量と多くのメリットを持っていますが、デメリットも存在します。
本項目では、以下の2点のデメリットについて解説していきます。
- 断面はザラザラしている
- 経年劣化は早め
それでは、具体的に確認していきましょう。
カルプ文字のデメリット①断面がザラザラしている
カルプ文字のデメリットとして、断面がザラザラしていることが挙げられます。
カルプ文字の場合、文字の表示面には他の素材を貼り付けていることが多いためあまり問題はないと思いますが、それ以外の側面などのカルプ素材が見えている部分はザラザラとしています。
カルプは発泡ウレタン樹脂ですので、発泡剤の欠点であるザラザラ感ももちろんあるというわけです。
このザラザラした面にはホコリなどが付きやすく、汚れも目立ちやすいため、やはり見える部分には他の素材を貼り付けて使う必要がありそうですね。
カルプ文字のデメリット②経年劣化は早め
カルプのデメリットとしては、経年劣化が早めであるという点も挙げられます。
カルプ素材は5年から10年で劣化してしまうとされ、屋外の場合塗装ありでも15年ほど経っているものは塗装が剥がれカルプ自体も密度がなくなり痩せてしまっているケースがあります。
もちろん、設置場所の天候や日当たりによっても劣化までの年数は異なりますが、やはり金属などの素材と比較すると柔らかいため耐久性の面では劣ると考えられるでしょう。
このように、カルプ文字は劣化が早いというデメリットを持っているため、利用年数などを考えた上で選択するのがおすすめです。
カルプ文字は屋外で使える?回答です!愛媛で看板製作
カルプ文字は屋外でも使えます。
ただし、金属性のものより劣化しやすいというデメリットには注意が必要です。
場合によっては、屋外に設置しているとカルプが痩せたり硬化したりして文字が欠けてしまうこともあります。
断面を塗装することで劣化を遅らせることができますが、塗装してもカルプが塗料を吸うため、複数回の塗装が必要です。
その結果、作業コストがかさんで高額になってしまうこともあります。
結論としては、屋外ではカルプでない素材を使うか、カルプ文字を使用する際は屋内に設置するのがおすすめです。
カルプ文字の見積価格相場は?激安?愛媛で看板製作
カルプ文字の価格相場は、文字の大きさや厚みによって異なりますが、一文字あたり2,000〜3万円程度の範囲が相場です。
文字の種類(英数字・漢字など)や加工方法によっても価格が異なることがあるため、一度専門店に相談してみるのがよいでしょう。
このように、カルプ文字の価格は場合によってさまざまです。相見積もりなどを通して納得できる依頼先を探してみてください。
まとめ
今回は、カルプ文字について解説しました。
カルプ素材は軽量で安価なため、厚みを出したいけれど簡単に貼り付けたい場合などには使用しやすいと言えます。
一方で、屋外での利用には塗装が推奨されていたり、劣化が早めというデメリットも存在しますので、目的によってはカルプ以外の素材を選択したほうがいいケースもあるでしょう。
看板などに立体文字を使いたいという場合は、目的や設置場所を考えた上で専門店に相談してみるのがおすすめです。