今回は、LEDビジョン(LEDヴィジョン)について解説します。
街中のビルなどに大きな画面がついていて、そこからさまざまな映像が流れてくる風景は、多くの人が見たことがあるでしょう。
明るく見やすいLEDビジョンは集客効果も期待できるため、広告配信に上手く取り入れていきたいですよね。
本記事では、LEDビジョンとは?といった疑問から、料金相場や施工にあたってのポイントなどについても解説していきます。
LEDビジョン・LEDヴィジョンとは?愛媛で看板製作会社をお探しの方に
LEDビジョン(LEDヴィジョン)とは、LED(発光ダイオード)という部品から作られたデジタルサイネージ、電子看板の一種です。
LEDビジョンは通常の液晶と比較して輝度が高く発光の効率もよいため、明るく見やすいという特徴があります。また、液晶がフィルターを通して色を表現するのに対し、LEDビジョンは内蔵のLEDが直接発光するため、遠くからの視認性にも優れています。
また、LEDビジョンはパネルを組み合わせて画面を構成するため、大きさが自由に選べます。ディスプレイと比較しても継ぎ目を気にせずに大画面を構成できるのが強みです。
さらに、平面だけではなく、球体などの形状にも対応しているため、立体的に映像を配信したいという場合にも利用できます。
その他にも、液晶と比較してメンテナンスコストが安いという点もLEDビジョンのメリットです。
液晶ディスプレイなどが破損してしまった場合、そのディスプレイごと修理・交換が必要になります。
その点、LEDビジョンの場合は破損した部分のパネルだけをメンテナンスすれば良いので、コストが安く済むのです。
このように、LEDビジョンは優れた特徴を持つ広告配信媒体です。用途に合わせてLEDビジョンを導入することで、より効果的なマーケティングが行えるでしょう。
LEDビジョンの施工のポイントは?愛媛の看板製作
LEDビジョンを導入・施工する上では、いくつかのポイントをおさえるとより効果的な広告効果を得られるでしょう。こちらの項目では、以下のようなLEDビジョン施工のポイントについて解説します。
- 地域のルール・法律を守る
- 設置環境に適した保護方法を検討する
- 用途に合わせた設備や配信システムを選ぶ
上記のポイントについて、以下で具体的に説明していきます。
地域のルール・法律を守る
LEDビジョンを導入、施工する際に大事なポイントとして、地域のルールや法律を守るということが挙げられます。
設置したいLEDビジョンが屋外広告物に当てはまる場合は、各自治体の屋外広告物条例を守って導入しましょう。
その他にも、地域によっては景観条例が存在したり、LEDビジョンの大きさによっては工作物確認申請などが必要になったりします。
このように、看板やLEDビジョンを設置するにあたっては、さまざまなルールの理解や各種申請が必要です。ただ、それらの対応をすべて自分のみで行うのは難しいですよね。
そのような場合は、看板設置の決まりに関してしっかりとした知識のある専門店に依頼するとよいでしょう。専門家に任せることで、安心してLEDビジョンの導入を進められます。
設置環境に適した保護方法を検討する
LEDビジョンを設置する場所や環境によっては、強化ガラスやアクリルによる保護を検討しましょう。
LEDビジョンは、通常の使用であれば、天候などによる破損についての心配はあまりありません。なぜなら、表面が衝撃に強い樹脂となっているためです。
ただし、人通りの多い場所などで利用する場合、人為的な破損が否定できないため、強化ガラスやアクリルなどで表面を保護するとよいでしょう。
特に、人が触れられる位置にLEDビジョンを設置する場合には、注意が必要です。
LEDビジョンの保護に使われる強化ガラスは風に強い素材ですが高額となり、アクリルやポリカーボネートなどは耐衝性に優れている素材です。
各素材の特徴やコストなどを考慮して、適切な保護素材を選択しましょう。
用途に合わせた設備や配信システムを選ぶ
用途や設置場所、ターゲットに合わせた設備や配信システムを選ぶというのも、LEDビジョンを導入する上では大切なポイントです。
たとえば、LEDビジョンではピクセルピッチ(画素ピッチ)という指標によって適正視認距離が変わってきます。ピクセルピッチとは、パネル上のLED球同士の間隔です。
間隔が狭いほど高精細になりますが、その分LED球の必要数も増えるため高価になります。このピッチの大小で、LEDビジョンがはっきりと見える距離が変わってくるということですね。
ピッチが大きい場合、遠くからは表示されているものが視認できても、近くでは粗くて何かわからないという場合があります。
そのため、見せたい距離によってピッチを選択する必要があるでしょう。
見せたい距離(m)÷1.16で計算すると、適したピクセルピッチ(mm)を導くことができます。
(例:5mの距離で見せたい場合、5÷1.16=4.31……なので、ピクセルピッチは4mm程度が適している)
また、目的に合った配信システムを選ぶことも大切です。
広告再生ができれば良いという場合はシンプルなシステムでコストを抑え、その他にコンテンツ管理やサポートなどを求める場合は該当の機能があるシステムを選ぶとよいでしょう。
愛媛の屋外LEDビジョンの価格・レンタルの相場は?
LEDビジョンのレンタル価格の相場は、以下のようなイメージです。
(ピッチやサイズなどによっても価格は異なります。)
- 屋内用:1日あたり60〜70万円程度
- 屋外用:1日あたり80〜100万円程度
- 床用:1日あたり1枚12,000円〜程度
- 透過(窓用):1日あたり1枚25,000円〜程度
また、LEDビジョンの価格には、上記に加えて人件費や施工費などが含まれる可能性があります。用途が決まっている場合は、専門店に問い合わせて見積もりを依頼するのがおすすめです。
このように、LEDビジョンのレンタル価格は屋内用や屋外用などの用途によって異なります。用途や視認距離などを考慮して、見積もりを取ってみてください。
LEDビジョン(LEDヴィジョン)とは?料金相場や施工のポイントも解説のまとめ
今回は、LEDビジョン(LEDヴィジョン)についてや、料金相場・施工のポイントなどを解説しました。LEDビジョンは、遠くからの視認性に優れているため、集客効果を狙いたい場合にもおすすめです。
また、LEDビジョンを導入する際には、LEDビジョンだけではなく屋外広告物に関連する法律などを理解している専門家に相談し、各ルールを守った上で適切な設置方法・保護方法を採用するとよいでしょう。
優れた性能とデザインの柔軟さを兼ね備えたLEDビジョンを用途に合わせて賢く取り入れ、売上アップに繋げましょう。