ターポリンとは?素材の特徴や耐用年数についても解説!愛媛で看板製作したい方へ

今回は、ターポリン素材について解説します。
ターポリンという素材があるのは聞いたことがあるけれど、実際どのようなものなのかよくわからないという方もいるでしょう。
横断幕などの製作について調べている時に素材の名前を知ったという人もいると思います。
ターポリンは、以下のような特徴を持つ素材です。
● 厚みがある
● 耐久性が高い
● シワがつきにくい など
本記事でそれぞれの特徴を詳しく解説しますので、ターポリンが目的・希望に合う素材なのかをチェックしてみてくださいね。
ターポリン素材とは?回答です!愛媛で看板製作したい方へ
ターポリンとは、ポリエステルを塩化ビニール樹脂で挟んで加工した素材です。
樹脂と言っても、柔らかいもので挟んでいるため実際にはビニール生地というイメージです。
樹脂で挟んでいるターポリンは耐久性が高く、さらに柔らかいため収納もしやすい特徴があり、横断幕などに使われることが多いのが特徴です。
このように、ターポリンは柔らかさもありながら耐久性などにも優れていて、横断幕やテントなどさまざまな場面で使われる素材です。
ターポリンのメリット!愛媛で看板製作したい方へ
ターポリンという素材には、以下のようなメリットがあります。
● 耐水性、防水性が高い
● 目的に合わせた種類を選べる
● シワがつきにくい
それでは順番に確認してみましょう。
ターポリンのメリット①耐水性、防水性が高い
ターポリンは、耐水性・防水性に優れている素材です。
塩化ビニール素材でポリエステル生地を挟んでいるため、水を弾くのですね。
このように、ターポリンは耐水性が高いことから、雨風の心配がある屋外で使われることが多くあります。
そのため、ターポリンは屋外のスポーツなどで横断幕を掲げたいという方にもおすすめの素材です。
ターポリンのメリット②目的に合わせた種類を選べる
ターポリンにはさまざまな種類があるため、目的に合わせてチョイスできるというのもメリットのひとつです。
たとえば、屋外で利用したい場合は通気性が高いメッシュターポリンを選択したり、透けを防止したい場合は遮光タイプのターポリンを選択したりなど、目的に合わせて選べます。
ターポリンの種類については、こちらの項目で紹介しています。
ターポリンのメリット③シワがつきにくい
シワがつきにくいというのもターポリンのメリットです。
ターポリン素材は布素材と比較して固いためシワがつきにくく、丸めて保管してもきれいな状態を保てます。
イベントなどで横断幕を運搬したいときや、一時的に使わないため収納しておきたいという場合にも、きれいな状態を保てるターポリンは便利です。
ターポリンのデメリット!愛媛で看板製作したい方へ
ターポリンには魅力的なメリットがある一方で、デメリットも存在します。
たとえば、以下のようなデメリットです。
● 重い
● 折りたたむとインクが剥がれることがある
それでは、順番に確認してみましょう。
ターポリンのデメリット①重い
他の素材と比較して重いのがターポリンのデメリットです。
ターポリンは樹脂で挟まれているビニール生地のため、他の布素材と比べると重いのですね。
具体的には、ターポリンと並んで横断幕などに使われることの多いトロマットという布生地の重さが1㎡あたり約160gなのに対して、ターポリンはおよそ400gと2倍以上の重さです。
そのため、頻繁に持ち運ぶ場合などは軽い素材を選び、耐久性を求める場合はターポリンなどの素材を選ぶのがよいでしょう。
ターポリンのデメリット②折りたたむとインクが剥がれることがある
ターポリンは、折りたたんで保存するとインクが剥がれてしまうことがあります。
なぜなら、他の素材と比較して固い素材でできているためです。
表面のインクが剥がれてしまうと横断幕などとしては使えなくなってしまいますので、収納したいという場合は印刷面を内側にした状態で丸めて保管するとよいでしょう。
ターポリンの活用例!愛媛で看板製作したい方へ
ターポリンは耐水性・耐久性などにも優れているため、さまざまな場面で利用されています。
たとえば、以下のようなものに使われています。
● 横断幕・懸垂幕
● 店頭用看板・日除け
● イベント用テント
● タペストリー
● バッグ
● 工事用シート
このように、ターポリンはその特徴を生かして屋外での応援シーンやイベントシーンだけではなく、アウトドアや工事現場にも使われているのですね。
ターポリンの種類を紹介!愛媛で看板製作したい方へ
ターポリンの中には、通常とは異なる特徴を持った素材もあります。
● メッシュターポリン
● グロスターポリン
● 遮光ターポリン など
本項目では、上記の3種類について解説します。
メッシュターポリン
メッシュターポリンとは、生地にメッシュ状の穴があいている種類のターポリンです。
通常のターポリンと比較して通気性が良いのがメッシュターポリンの特徴で、
風の通りが良いため、強風が予想される高所などにも使えます。
また、穴があいているため通常のターポリンと比較して軽いという利点も持っています。
通常のターポリンが1㎡あたり約400gであるのに対し、メッシュターポリンは約260gとかなり軽量ですね。
ただし、メッシュターポリンは穴があいているために、絵柄が薄くなることもあります。
よりはっきりとさせたい場合には他の種類のターポリンがおすすめです。
グロスターポリン
グロスターポリンは、発色が鮮やかなのが特徴の素材です。
表面に光沢がありますが、テカテカとした光り方はせず視認性も高い素材です。
グロスターポリンには上記のような特徴があるため、写真やデザインの色にこだわりたい場合はおすすめといえるでしょう。
遮光ターポリン
遮光ターポリンは、透けないという特徴を持った素材です。
なぜ遮光ターポリンが透けないのかというと、ターポリンの中に黒い生地を挟み込んでいるためです。
その特徴を生かして、両面に印刷したい場合や、屋外で日光にさらされやすい場所で使いたいという場合に活用するのがよいでしょう。
反りにくい生地などもあるため、旗などを作成したい場合にも有用です。
ターポリンの耐用年数(耐久年数)はどのくらい?愛媛で看板製作
丈夫なターポリンですが、どのくらいの年数もつのか気になりますよね。
ターポリンは布よりも長くもつとされ、耐久年数は2〜4年ほどです。
また、テント生地などであれば10年前後などもつようですね。
この耐久年数については設置する場所の環境(紫外線や雨風など)によっても変化しますので、大体の目安としてとらえておいてください。
このように、ターポリンは丈夫なため、長くて10年前後の寿命を持っている素材なのです。
ターポリンとPVCの違いは?愛媛で看板製作したい方へ
ターポリンと似たような素材に、PVC加工ナイロンというものがあります。
ターポリンとPVCは似ていますが、ベースの素材が異なります。
PVC加工ナイロンは、ナイロン生地に塩化ビニール素材を貼り付けて加工したものです。
ターポリンは布を樹脂で挟んでいるため重いのですが、PVCはそれよりも軽いため衣料品や防水バッグなどに使われることがあります。
このように、ターポリンとPVCは素材や製作方法が異なり、素材ごとの特徴も違います。
ターポリンの劣化原因は?愛媛で看板製作したい方へ
ターポリンは耐久性に優れる素材ですが、表面の樹脂が劣化すると挟まれているポリエステル繊維にも損傷が起こります。
その劣化原因として挙げられるのが、以下のようなケースです。
● 紫外線
● 雨
● 風
また、強風などでターポリンがはためいて、その衝撃によって表面の樹脂割れが起きてしまうこともあります。
樹脂が割れてしまうと、その隙間から繊維に水が入り込んでしまい、生地が劣化してしまうのです。
このように、ターポリンは丈夫な素材ですが、樹脂の劣化や割れが原因となり繊維がダメージを受けてしまうことがあります。
まとめ
今回は、ターポリン素材について解説しました。
ターポリンは丈夫で水を弾き、さまざまな種類を選べる優秀な素材です。
目的に合わせて種類を選ぶことで、より素材の良さを生かして効果的な使い方ができるのではないでしょうか?
どの素材を選べばよいかわからないという方は、ぜひ看板の専門家に相談してみてくださいね。

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